福井県立図書館のホームページには「覚え違いタイトル集」というものがあります。これは、利用者がカウンターで直接探している本を伝えるときに実際にあった事例を集めたものです。
ホームページには「覚え間違い?」「こうかも!」の2つの欄があります。「覚え間違い?」には実際に利用者が話した「ええと、ほら」というような内容で「こうかも!」には、そのヒントをもとに見つけ出した本のタイトルが書かれています。
一例を紹介すると、
・ウサギのできそこないが2匹でてくる絵本→ぐりとぐら
・100万回死んだねこ→100万回生きたねこ
・チロップのきつね→チロヌップのきつね
・キッチンかたつむり→食堂かたつむり
・ぶるるみたいな旅行ガイド→るるぶ
などなど。これは機械の検索システムでははじかれますね。でも、人が対応してくれたら「ああ、それだったら」と見つけてくれるかもしれません。機械にはない暖かみがあるじゃないですか。いいですね、こういうの。
なんとなく大阪でやればもっと出てきそう。