ソースカツ丼を愛してやまないなべこう(@fukujion)です。
福井のソウルフードであるソースカツ丼。その名店「ヨーロッパ軒」には何度も通っているのですが、行くのは敦賀の分店ばかり。一度福井市にある総本店に行ってみたいなと思っていました。
今回、念願叶いヨーロッパ軒総本店に行ってソースカツ丼を食べることができたので、いつも行っている敦賀分店と比較してみたいと思います。
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ヨーロッパ軒総本店
福井でソースカツ丼といえば、このヨーロッパ軒と言っても過言ではありません。県内にたくさんあります。ヨーロッパ軒の発祥は、その名の通り福井市にある総本店です。そして、敦賀市に分店がたくさんあります。
ぼくは、妻の実家が敦賀近くなので、敦賀のヨーロッパ軒で育ちました。で、福井県民とヨーロッパ軒を行くと、必ずと言っていいほど、福井と敦賀のどちらがうまいかという論争になります。
結論から言いますと、毎回「敦賀の方がうまい」で話がまとまります。ぼくが接している人たちは、ほとんどが敦賀のヨーロッパ軒で育っているのでまぁ仕方ないかとも思います。
でも、本当にどちらがうまいかを論じるためには、両方食べないことには始まりません。そこで今回、妻の家族にお願いして、お昼に連れてってもらうことになりました。
11時半ごろに着いたのですが、もうたくさんの人が並んでいました。でも回転は良いようで、割とすぐに入れました。
食べたのは、ミックス丼のエビをパリカツ(メンチカツ)に変更したものです。ぼくは基本、普通のカツとパリカツの組み合わせしか頼みません。
福井VS敦賀
では比較いってみましょう。まず結論から言いますと、福井のソースカツ丼は、上品で優しいと感じました。
最初に優しさを感じたのは、どんぶりのふた。なんと、これがきちんと閉まっていたのです。敦賀のは、まるで酒蒸しされた貝のようにどんぶりのふたが開いています。
これは、カツの大きさどうこうではなく、単にご飯の量が違うからです。参考までに、敦賀のカツ丼をどうぞ↓
さらに、写真を見ていただきますと、小皿にソースを入れてくれてあります。「ソースが足りなかったらこれをつけてください」とのこと。優しい!
たくあんも敦賀は激厚ですが、福井は普通サイズ。優しい!
次は、食べてみた感想です。
ひとくちカツをかじって感じたのは、カツが柔らかいということ。優しい!前歯で簡単に噛み切れます。味は、ソースのウスター感がやや強めで、酸味があります。
総じて、優しい!
結論
福井総本店は、あっさり上品で食べやすく、誰にでも受け入れられやすい味です。対して敦賀は、ややくせの強いソース、ご飯も挑戦的に多い。肉も硬め。たくあん分厚い!食べる人を選ぶ味です。
例えるなら、麦焼酎と芋焼酎でしょうか。とにかく福井のソースカツ丼を食べたいという人には総本店を。変わり種好きには敦賀分店を。
ぼくはスタートが敦賀だったので、あの強烈なパンチが病みつきになってしまい、ほかが物足りなくなってしまいました。だから、どっちが好きかと聞かれれば、敦賀を推します。
でも、総本店がまずいとかそういうことをいうつもりはありません。他府県では食べられないソースカツ丼という文化は、とても素晴らしいものです。総本店でもとても美味しくいただきました。ヨーロッパ軒じゃなくて、ふくしんでもいいから、福井のソースカツ丼をぜひ味わってみてください。
以上、なべこう(@fukujion)がお送りしました!