なべこう(@fukujion)です。CMを見てからずっと観に行きたいなぁと思っていた映画「ゼロ・グラビティ」をようやく観に行ってきました。
死ぬまでに宇宙旅行が一般化してくれたらなぁと考えてる私。ゼロ・グラビティを劇場の大スクリーンと3Dで観れば宇宙遊泳を疑似体験できるかも!という気持ちで映画館に滑り込みました。
リアリティ:☆☆☆☆☆
本編冒頭からラストシーンのちょい手前までずーっと宇宙。9割9分宇宙シーンです。
ロケ地「宇宙」です。
それくらい何もかもがリアルです。動きや背景、ISS(国際宇宙ステーション)、ソユーズの中、全てが本当に宇宙で撮影したのかと思えるほどリアルです。
中でもリアルだと思ったのが、ものすごい速さで飛んできたはへんが顔面直撃して死んでしまった人の死体です。地球上では起こり得ない損傷の仕方をしており「宇宙なんだな」と思い知らされました。
それから、爆発のシーンにも感心しました。宇宙は酸素がない、気圧がないというのはわかっているのですが、音がないというのは意外と忘れがちです。ですから、ISSが盛大に爆発するシーンが全く無音で描かれていて、最初は「あれ?」と思い、数秒後「ああそうか」に変わりました。
ストーリー:☆
ストーリーは残念ながら全く適当に感じました。ネタバレにつながるのであまり言及しませんが、宇宙で事故、トラブルを起こすために無理矢理引き起こした感があっていまいちしっくりきませんでした。
登場人物が極端に少なく、ISSなどが無人なのにも違和感を感じました。
総合評価:☆☆☆☆
それでもトータル☆4つになるのは、ひとえに映像の凄さです。「とにかく俺たちの描く宇宙シーンを見てくれ」と言ってるようで、もしそうなら本当にあっぱれな出来でした。
次々と襲ってくるピンチ、束の間の休息。この体をぎゅーっと強張らせてしまう感じ、何かに似てるなと思って考えていると気づきました。
これユニバーサルスタジオジャパンのスパイダーマンや!
関西人な私はもっぱらUSJなのですが、そこのアトラクション「スパイダーマン・ザ・ライド」に乗ったときの感覚と似ています。
スリルと興奮を味わいたい方、スパイダーマン・ザ・ライドが好きという方はきっと楽しめる作品です。
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