迷える子羊の道しるべ、なべこう(@fukujion)です。長く彼氏・彼女と付き合っている方ならほぼ必ず迷うであろう「この人と一緒になって、ずっと楽しくやっていけるだろうか」という悩み。ふとした瞬間に視線がぶつかり、「いける!」と思えればそのまま2人はパステルカラーですが、いまいちピンとこないカップルは一度「劇場版TRICK(トリック)」を観に行ってください。
まずは感想から
この「劇場版TRICKラストステージ」ですが、敢えて星マークの数を用いてその面白さを評価するとするならば、
☆5つ!
と言えます。
ずいぶん久しぶりのトリックでしたが、観始めるとすぐに「そうそうこれこれ!」と、あの懐かしい感じを思い出させてくれます。「トリック好き=スペック好き」という持論の方程式が間違っていなければ、この間の「劇場版SPEC」で2、3日食事が喉を通らなかった方も綺麗さっぱりなかったことに出来る力を持った作品です。
なぜ、TRICKが迷える子羊に有効か
photo credit: Eduardo Amorim via photopin cc
それでは本題に入りましょう。
TRICKという作品の特徴として、怒濤のボケラッシュというものがあります。所かまわず、たとえシリアスなシーンであっても、四方八方からボケてきます。その量はすさまじく、細かいボケまで拾いきろうとするとDVDを買ってスロー再生しなければいけないほどです。
>まさに、ボケの全方位爆撃やー!
そして、人には「笑いの壷」というものがあります。その壷は、持っている人によって形、大きさ、容量が様々で、できるだけ似た壷を持っている人同士だとうまくいくと言われています。
TRICKには、ありとあらゆるボケが含まれています。スクリーン中央でどどーんとボケてびしーっとつっこむパターン。画面の端っこでひっそりとたたずむシュールなボケ。下ネタ。
劇場の一番後ろからお客さんの様子を観察していると、Aパターンのボケに笑う人、Bパターンのボケに笑う人と様々です。全部壷に入る人もいます。
さて、もうおわかりでしょう。
そうです。相性が気になる彼氏・彼女とTRICKを観に行き、相手が自分と同じところでクスリと笑うかさりげなくチェックするのです。自分が「HAHA」と笑ってしまったときに隣を見ると彼女も笑っていた。こうなると壷の形はほとんど同じでしょう。反対に自分がウケた場面で真顔だった場合、「今のボケはダチョウ倶楽部の・・・」などとボケの説明などせず、察しましょう。
このように、劇場版TRICKには、このようなリトマス試験紙的側面もあるのです。
さいごに
いろいろ言いましたが、TRICKは素晴らしい作品です。笑いはもちろん、最後には涙もあり、しかも初期のファンにはかなりビックリ嬉しい演出もありました。
別に迷っていなくても楽しめる作品ですので、劇場でご覧になることをオススメします。
以上、おつきあいありがとうございました。
↓過去作です。