なべこう(@fukujion)です。
先日、新海誠監督の映画「君の名は。」を観てきました。子供が生まれてからはめったに映画なんて観に行けないんですけど、妻の協力のもと、念願が叶いました。
観る前、観た後は特に感想なんてさらさら書くつもりなかったんですが、思うところがあって書いてみることにしました。
映画『君の名は。』公式サイト
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とんでもない映像美
めっっっっっちゃめちゃきれい!
都会の風景を早回しで送るシーンとか、巫女さん姿で踊るところとか、もちろん彗星もきれいだった…うっとりした。
新海作品は見たことなかったんですが、映像がきれいなのに定評があるらしいですね。びびりました。
個人的に「細かいところにこだわってるな賞」は、ペットボトルの水を飲んだときにベコッとへこむところと、髪の毛をくくるときの紐の動きです。
正直あんまり感動しなかった
正直に言うと、あまり感動しませんでした。話はおもしろかったし、じゅうぶん楽しめたんですが「帰り道涙でぐちゃぐちゃだったらどうしよう」という心配は無用でした。どうやらサマーウォーズがまだ1位なようです。
ちょっと感動した人の意見取り入れすぎて、自分でハードル上げちゃったかな。セルフ上げ。(となりの人が開始早々持ち込みポテチ食べ出したり、10分に1回スマホチェックしてたりのせいにはしたくない。したくないけど気になるよ!)
いちばんぐっと盛り上がったのは、三葉がこけたときに手のひらに書いてあった「すきだ」を見てがんばるところ。感動したけど「ナツキへ ボクのアカウントをどうぞ使ってください」よりは感動しなかった。
映画館を出るとき「めっちゃよかった」と声を震わせるギャルがいたり「おっぱいしか印象に残ってない」という高校生がいたり。いちばん近かった直後の感想は「おもしろかったけどめっちゃそこまでって感じじゃなかった」。
ラストは「未来が変わったけど2人は会うんか?会うんか?会えへんのかーい!会うんかーい!会えへんのかーい!会うんかーい!」でした。
RADWIMPSの音楽が素晴らしすぎた
ラッド好きなら行っとけいうくらい音楽がよかった。冒頭に流れる「前前前世」はラジオで何度も聴いていて、盛り上がったのは当然だけど、他の曲もよかった。
ラッドと言えば大学生のときどハマりしてCD買い揃えたけど、あるとき急に聴いてるのが恥ずかしくなって聴くのをやめたバンド。なんか全然違う雰囲気に聞こえてきた。ほんとよかった。
そんなに感動しなかったはずなのに
観た直後はそんなに感動しなかったんだけど、料理したり洗濯干したりぼーっとしてると「君の名は。」のことばかり考えてしまう。なんなんだこれは。
気がつけばiTunes Storeでサントラを探し、試聴。一曲だけ!と「スパークル」をダウンロードした。これが悪かった(良い意味で)。
「スパークル」良すぎ。ピアノのポロロポロロもいいし歌詞もいい。ついつい2人のことを考えてしまう。
運命だとか未来とかって言葉がどれだけ手を伸ばそうと届かない場所で僕ら恋をする
ここめっちゃ好き。震える。
今まであんまりこんなことなかったんだけど、観た後よりも2、3日経ってからの方がじんわりくる。おっさんの筋肉痛って遅れてやってくるというけどほんとそれみたい。感動不足だったのだろうか。
そのときは観ただけで満足だったけど、今は音楽全部聴きたいしDVD出たら欲しいし小説版も読みたい。Kindle版が半額で安いけど実物でも欲しい(←人に勧めたり後世に残したりしたいときは実物欲しくなる)。
あーもう一回みたくなってきた。
以上、なべこう(@fukujion)がお送りしました!