はじめてiPhoneを売ってみようと思ったなべこう(@fukujion)です。
iPhoneの売却って簡単にできると思っていました。ですが、意外なところでつまづいてしまい、右往左往。iPhoneを買ってから売るまで特にトラブルなく使ってこれた方はうまくいくかもしれません。しかし、私と同じようにAppleCareで端末を交換してもらった人は、もしかすると私と同じような落とし穴にはまってしまうかもしれません。
キーワードは「ネットワーク利用制限」。この言葉にピンとこない方は、いちど確かめてみた方がいいと思います。
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買取店から「買取不可」の連絡
最近は、ネットで買取店に連絡したら、梱包材を送ってくれるサービスが増えています。あとは必要な物を詰めて送り返すだけ。無料なのが多いです。
私も「Smarket」というゲオがやってる買取店に申し込みました。iPhone7が出た直後ということで買取金額アップキャンペーンをやっていました。
スマートフォンの買取ならゲオのSmarket | iPhone・Androidなど高価買取
とても簡易的なものではありましたが、すぐ届きました。
で、iPhoneを売るということは、データを消去してクリーンにしないといけません。個人情報の塊ですからね。「自分より自分のことを知ってる」とはよく言ったものです。
その辺のやり方については、Appleのサイトで確認できます。
iPhone、iPad、iPod touch を売却または譲渡する前に - Apple サポート
その他にもこの手の記事は調べるとポンポン出てきます。私が依頼した「Smarket」からもチェックリストが届きました。
いろんなサイトを複合的に確認しながら、iPhoneを初期化しました。ここで万が一ミスってしまうと、買い取ってもらえず着払いで返ってくるので慎重に。
入念に確認したにもかかわらず「買取不可」の連絡が。なんでやねん。たまらずAppleサポートに連絡し確認してもらいました。すると「お客様のiPhoneは問題なくお譲りいただけます」とのこと。
心配だったので持ち込みで買取を依頼
「なんで買い取れないの?」とSmarketとやり取りすることも考えられました。でも、すごく混んでるということで、詳しく説明されなかったら時間の無駄です。今度は面と向かって買い取ってもらえるところまで足を運びました。ダメならなんでダメかその場できけるし。
というわけでソフマップにやってきました。端末を預けると、何やら画面を見ながらパソコンカタカタ。結果はまたしても「買取不可」。Appleさんにお墨付きもらったのに不可。
理由は、ネットワーク利用制限に登録されていないから。
ネットワーク利用制限?
ネットワーク利用制限とは、例えば、スマホを盗まれたときにキャリアに連絡すれば、遠隔でそのスマホの利用を制限することができます。
普通、スマホを契約したときに、端末固有の番号が各キャリアに登録されます。いわゆるIMEI番号ですね。
ソフマップによると、端末を査定する前にIMEI番号を各キャリアのネットワーク利用制限のサイトに打ち込み、「○」の判定が出るのか確かめるそう。ここで「△」や「×」ならその時点で買取不可。
私の場合は「△」や「×」でもない「-」。つまり、この端末がキャリアに認識されていないという扱いでした。
iPhoneの場合、買ったときの箱の裏と「設定」アプリでIMEIを確認できます。ソフマップの話では、箱に記載されているIMEIなら「○」判定だが、設定アプリで見ると「-」になる、とのこと。「ひょっとして、端末交換していませんか?」
あ、しました。確か1年前、土砂降りの中を自転車に乗って水没させたことがあります。そのときAppleCareに入っていたので、docomoで代替機を借り、端末はAppleに電話して替えてもらったのでした。Appleで交換してもらった場合、キャリアはそれを把握していないので、新しい端末が認知されていなかったのです。
「この判定が『○』にならない限り、買取はできません」
なるほど、これでSmarketもダメだったのか。解決するには、キャリアのネットワーク利用制限専用ダイアルにかけて、認知されていないこの端末を認知してもらうしかありません。でも電話番号が「03」で完全に通話料かかる雰囲気。思い切ってかけてみても通話中ばかり。「只今混み合っております」のメッセージすらない。
電話がつながらないので仕方なくdocomoのお店で相談してみることに。ここでもいろいろあったのですが、長くなるので別にまとめることにします。結果的には「○」にしてもらうことができました。
再びSmarketへ
ネットワーク利用制限が「○」になったので、今度こそいけるだろうと再びSmarketに買取申し込みをしました。
今度はうまく買い取ってもらえることになりました。しかも思っていたよりも高く。大した損傷はないですが、完璧でもない。縁に少しコツンとぶつけたような傷がありました。だから安いだろうなぁと思っていたら高くてびっくり。苦労が報われました。
まとめ
iPhoneを買い取ってもらうときは、端末の初期化、セキュリティの解除だけではなく「ネットワーク利用制限」も確認しなくてはいけません。
今回の私のように、なんらかのトラブルで端末を新品交換した方は、要確認です。また、分割払いにしていて、端末代金をまだ払い終えていない方も要チェックです。
最後に、自分でネットワーク利用制限を確認できるページを載せておきますね。
こちらに端末のIMEI番号を入力すればオッケーですからね!
以上、なべこう(@fukujion)がお送りしました!