かわいいよ、鉄フライパンかわいいよ。
9月のセールで購入してから3ヶ月、キッチンでオブジェ化しそうになっていた鉄フライパン。これじゃぁいかんとついに使い始めることにしました。
鉄のフライパンといえば手入れがめんどう、重い、洗剤で洗えないというイメージがあります。一方で、大切に使えば長く使える、熱伝導が良いので食材に素早く熱を加えられるという声も聞きます。
今回、鉄フライパンを使い始めるときにする「油ならし」と、調理前にする「油返し」、そして実際に調理してその後片付けるという一連の流れをやってみました。
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準備するもの
鉄フライパンに「油ならし」する上で準備しておくとよい物たちです。
オイルポット
一度使った油を一時保管しておく容れ物。「油ならし」「油返し」はかなり大量の油を使うので、絶対にあった方がいいです。
キッチンペーパー
油をフライパンからオイルポットへ、逆にオイルポットからフライパンへ移すときになどに使います。
セスキ水
「油ならし」に必須というより、我が家ではキッチンのお掃除必須アイテムになっています。安くてクセがなくて油をしっかり落としてくれる万能品です。調理後のコンロ周りをさっと拭くのに使っています。
油ならし
鉄フライパンを買ってまずやらないといけないのが「油ならし」です。フライパンの表面のでこぼこに油をなじませることで、焦げ付き、こびりつきを防ごうというものです。
まずは何も入れずに火にかけます。火加減は中火以下で2〜3分。センサー付きコンロだと勝手に弱火になっちゃうかもしれませんが、熱くなるまで火にかけます。
その後、火を止めて手で触れられるくらいまで冷まします。
フライパンに油を0.5〜1カップ入れて、再び火にかけます。写真は1カップ入れました。けっこうなみなみです。「油ならししたのにこびりついた」という声をよく聞きますが、あれはこのときの油が少ないからだそう。なのでたくさん入れます。
弱火で5分ほど加熱します。時折フライパンを傾けて、壁のところにも油が行き届くようにします。全体にまんべんなくなじんだら、火を止めオイルポットに戻します。
火傷に気をつけながら、キッチンペーパーで内側をまんべんなく油がなじむように拭きます。
キッチンペーパーに黒い汚れがつきますが、鉄分なので大丈夫です。
これで「油ならし」は完了です。
油返し
鉄フライパンは、使い込んでいくうちに自然に油がなじみ、食材がこびりつきにくくなります。ですが、最初のうちは、調理前に「油返し」をしてあげなくてはいけません。やり方は「油ならし」とほとんど同じです。
まず、フライパンを火にかけて、十分に温めます。中火以下でじっくりです!
それから、オイルポットから油を0.5〜1カップ注ぎ、内側全体になじませます。油が熱くなり、かすかに煙が出てきたら、火を止め、オイルポットにもどします。
これで「油返し」は完了です。いつも通り油を入れて調理してください。
記念すべき第1回目に餃子を焼きました。
うん、こびりつきほとんどなし!皮がやぶけることもありませんでした。
餃子もおいしそう!!実際もちもちでたいへん美味しゅうございました。
調理後のお手入れ
調理後は、できるだけフライパンが温かいうちに洗います。普段の食器用スポンジではなく、たわしを使ってお湯で洗います。洗剤は厳禁!せっかくなじんだ油が流れてしまいます。
お湯を使ってたわしでこすっただけで、きれいになりました。洗ったあとは、キッチンペーパーなどですぐに水気を取ります。
最後に、キッチンペーパーで内側と外側に薄く油を塗ります。
鉄フライパン最高
いかがだったでしょうか。表面加工されているフライパンよりもめんどうで扱いにくそうだと感じましたか。
たしかに工程は多いです。しかし、最後にキッチンペーパーで油を塗っているとき、無性にフライパンがかわいく思えてきたのです。ついつい「これからもがんばってね〜」とつぶやきながら手入れしてしまいました。
餃子も心なしかお店の味に近づいている気がしました。「ん?いつもと違う。おいしいぞ」と。実際に鉄フライパンが効率よく熱を加えてくれたからかもしれないし、手間暇かけた分美味しく感じるだけかもしれません。でも、めっちゃ「おいしい」と思えました。
もう愛着わきすぎて、常に見えるところに吊るし、毎日錆びてないかなぁとチェックしています。
物から入るタイプの私には、とてもいい買い物でした。
ちなみに、私は無印良品の鉄フライパンを書いましたが、Amazonで買えるのならこれがいいらしいですよ。
以上、なべこう(@fukujion)がお送りしました!