どうも!暇が嫌いななべこう(@fukujion)です。今回は、大人の趣味としてヨーロッパ企画の舞台演劇を楽しんでみてはというご提案です。
ヨーロッパ企画
ヨーロッパ企画とは、1998年に結成された、京都を拠点とする劇団です。
舞台公園が活動のメインですが、それ以外にもさまざまなことにチャレンジしています。ヨーロッパのメンバーがあの「踊る大捜査線」の映画に出ていた時はテンション上がりました。
あと、地味にCMやラジオなどで見かけるときもあります。
年に一作品のペースで、全国ツアーをしています。
出会いは「曲がれ!スプーン」
長澤まさみ主演の映画「曲がれ!スプーン」という映画が、ヨーロッパ企画との出会いです。
マジの超能力者が集まるカフェにテレビ局で超能力番組を担当している長澤まさみがやってきていろいろある物語です。マジの中に1人マジじゃない奴がいて、勘違いから始まるドタバタ劇は、腹筋がよじれるほどではないですが、クスクス必至です。
ラストは長澤まさみのためにマジの超能力者が力を合わせてがんばったり、マジじゃない超能力者が意外なところで絡んできたりと伏線が見事に収縮されていきます。
とまぁそんな映画にハマり、実はこれ舞台が元だよということを知り、その舞台のDVDを買ってみました。それがすごくおもしろかったんですね。
たった1セットですごい表現力
ぼくは初め、「舞台なんてセットが1つしかないし、そこで延々何かされてもつまんないでしょ」と思っていました。もちろんその考えは既に改まっているのですが、きっかけは「一度見に行くこと」これにつきます。
そう、見に行けばわかります。セット(場面)は1つなのに、実にたくさんの表現があります。今、舞台にいなかった人はどこで何をしていたか、十分わかるように構成されています。
特にたった1つのセットですごい表現だったのが、映画にもなった「サマータイムマシンブルース」です。部室のエアコンのリモコンが壊れてしまったので、タイムマシーンに乗り、過去の部室から壊れていないリモコンを持ってくるというストーリーなのですが、たった1つのセットで過去も現在も違和感なく表しています。
「ロベルトの操縦」もおもしろかったです。ロベルトという「兵器」に乗って自動販売機にジュースを買いにいく話です。「移動」をテーマにした作品で、途中からは常にロベルトに乗って移動しているのですが、その見せ方がなかなかおもしろいです。
独特の雰囲気
ドラマと違って舞台はノーカットで行われます。何度も撮り直し、編集して完成するドラマとは全然違った空気があります。
まるで、今ここで物語が出来上がっていってるような、台本あるのかななんて思ってしまうような雰囲気です。
また、見ているお客さんに想像させ、くすりと笑わせる仕掛けも多いように思います。
まとめ
ぼくに新しい文化的趣味を与えてくれたヨーロッパ企画。全国ツアーもしているし、そんなに高くもありません。ぜひ一度、休日の予定として入れてみてはいかがでしょうか。