現在スマホケースVer.2を製作中のなべこう(@fukujion)です。
レザークラフトは基本手縫いで仕立てるのですが、裁縫と違うのが針を2本使うところ。両手に針を持って縫うスタイルなので、革を固定する道具が欲しくなるときがあります。
そんなときのために縫い台、レーシングポニーと言ったりステッチングツリーと言ったりしますが、そんな道具が必要です。
しかし、ただでさえ揃える道具の多いレザークラフト。これまで買ってたら大変なことになりそう。値段もかさむし…と思っていたら、師匠の家に手作りのレーシングポニーががが!
がっつり作り方を教わってきました。
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木材を用意する
まずは本体となる木材から。寸法に指定はありません。好みの高さに設定してください。私は、イスにこしかけて両足で踏んだとき、ちょうど胸の前にくるようにしました。市販のレーシングポニーはほとんどが卓上です。
安い1×4材にしました。いちばん左の木材は、ちょうど1×4材2枚分の厚さを選んでおけば楽です。
切断面を中心にサンドペーパーで磨くと、手ざわりがよくなります。
組み立てる
1×4材のはしっこ10センチほどを切り落とした木材にボンドで余った革をはりつけます。直接革に触れる部分なのでしっかり巻いておきましょう。ネジを打って固定します。
いちばん長い木材の真ん中よりやや上あたりにボルトを通す穴を開けておきます。
棚受けを使って逆さT字になるよう木材をくっつけます。長さ10センチほどの太めの木材はどうくっつけても構いません。ボンドだけでもいけそう。
反対側は蝶番で固定します。後から思ったのですが、蝶番ってだいたい2個セットなので棚受け側も蝶番でよかったなぁと。
このように開くようにします。
ノブを付けたボルトを穴の中に通して止めます。このノブを探すのにめちゃくちゃ苦労しました。ホームセンターのボルト売り場にひっそりと売っていました。ボルトに合うノブを選んでくださいね。
ボルトを通したところを横から見た図。革をセッティングするときはこのノブを回して挟む強さを調節します。ノブを2つ買ってきて、両方ともノブにしてしまってもかまいません。
完成!
完成です!市販の物よりだいぶ長いのは、ソファやイスに座って作業するためです。
こういうイメージ。
細かい寸法を記載していないのは、あくまでざっくり作ってもらえばいいと思っているからです。めんどくさいからではないですよ(きっぱり)。
完成図を見てもらって、長さや木材を選べばいいです。何なら蝶番やボルトなども他に代用できればすればいいと思いますし。とにかく、革を挟んで作業できればいいんです。よければチャレンジしてみてください。
以上、なべこう(@fukujion)がお送りしました!