いつもありがとうございます。なべこう(@fukujion)です。
某バンド、別に隠す必要もなくクリープハイプのことですが、ベスト盤が出ると発表があった後に「俺らの意思じゃねーんだ」的なコメントを出して一部界隈で問題になっていました。
俺らの意思云々は抜きにして、ぼくが「クリープハイプのベスト盤が出るよ」という情報を知ったとき、真っ先に思ったのが「早くないか?」ということでした。
「まとめ」られる情報
今、ネット上は「まとめサイト」なるものがものすごくたくさんあります。NEVERまとめ、2ちゃんまとめ、ニュースまとめアプリ…しかもそれらは、まとまっているので大変便利です。
なんでこうなったかはおそらく、膨大な情報が蓄積されているネットに誰もがアクセスできるようになり、また、その膨大な情報の中にさらに情報を誰もが蓄えられるようになったからでしょう。
お目当ての情報に辿りつくには、ネットリテラシーといいますか、何かしらの知識が必要です。だから目的の情報にまで辿りつけない人もたくさんいるでしょう。
そんなとき、知りたい情報に対して「これとこれと、それからこれを読めばだいたいオッケーだよ。もう少し知りたかったらこれもおすすめかな」と選んでくれるのがまとめサイトです。
こう考えると非常に便利で、たくさん普及したのもうなずけます。
音楽にも「まとめ」の波が
今回のクリープハイプの騒動ですが、ぼくはこのまとめの波が音楽業界にもやってきたのだと思います。
ぼくが中学生の頃は、お気に入りのアーティストの曲を片っ端から購入・レンタルして、MDに入れていました。もう何枚「マイベストMD」を作ったことか…時にはラジオの音源からも拾ってきていました。
クリープハイプのベスト盤を考えた人も、きっとそんな時代の流れを、意識してか無意識かはわかりませんが、汲み取ったのでしょう。結果、こんな早いタイミングでのベスト盤発売になったのだと思います。
バンド側の意思と違っていても、ファンは発売されることを望んでいるはずです。
「まとめられる」人が重宝される
この「られる」は受身ではなく可能の「られる」です。まとめることができる、という意味です。
まとめが求められる時代ということは、逆を言うと、まとめを作れる人が活躍する時代ということです。みんなが求める情報をいち早く察知し、必要なものをピックアップし、見やすい形で提示する。これがうまくできる人ほど重宝されるでしょう。編集力と言ってもいいかもしれません。
高度なコンテンツを産み出せなくても、まとめることができれば、輝くチャンスがあるということです。
終わりに
ぼくもNEVERまとめでまとめを作ったことがありますが、これはとってもめんどくさいですよ。この作業をめんどくさいと思わずできれば、まとめ職人になれるんでしょうけどね。
あ、クリープハイプは普通に良いバンドですよ!
photo credit: Dusty J via photopin cc