ゲーム機本体が9000円代!?今やゲームソフトだけでもなんやらおまけがつくと1万円を超える時代になんともすごい話です。しかもこれ、SONYや任天堂といった大手メーカーから出されるものではないんです。
9000円台の新型家庭用ゲーム機「OUYA」が3月28日から出荷を開始、そもそもOUYAとは一体何がすごいのかまとめ - GIGAZINE
これ、何がすごいかと言うと、クラウドファンディングの「Kickstarter」でお金を集め、商品化されたものなんです。クラウドファンディングと言えば日本にも「Ready for?」や「CAMP FIRE」がありますが、基本は「こんなものを作りたいのでみんな応援(募金)してください」というものです。そして「よしのった!」という人だけお金を払い、実現したあかつきにはリターンを受け取るという仕組みです。ということは、潤沢な資金がある大企業ではなく、小さい会社や団体、個人がビックプロジェクトを成功させたということです。
しかし、ゲーム機本体を作ったところで、ゲーム機というのはソフト(カセット)があってこそのものです。PS3ならPS3用のソフトが必要です。OUYAの場合はどうでしょう。実は、ダウンロードでソフトを入手できるんです。わぉ!今風!!しかも、ただソフトをダウンロードするだけならニンテンドーDSやWiiなどでも可能でが、このOUYAはいったん無料でダウンロードできるんです。
いったんというのは、無料でダウンロードしたゲームが気に入れば、続きを購入することができるという意味です。つまり、今まで買うまで体験できなかったゲームを購入する前に遊んで、買うかどうか決めることができるんです。今までは、体験版といってもゲームコーナーには限られたものしかありませんでした。それが、メガネを試着してから買えるのと同じように、試してから買えるようになるんです。
この新たな動きに、スクエア・エニックスは、大人気RPG「ファイナルファンタジー」シリーズを提供することを決めたとか。その他有名ゲーム会社が続々と投入準備を進めているそうです。しかもAndroidベースなので、最初から最後まで無料というゲームも作ることもできるそうです。
いやーほんとに、Kickstarterで、というのがいいですねー。夢があります。元の記事には詳しいスペックやプレイ動画もありますので、ぜひ見てみてください。ちなみに「OUYA」の読み方ですが、動画では「オゥ!ヤッ!」と言っていましたよ。