備忘録がわりに書いておりますカスタマイズ記事。今回はブログテーマの子テーマを作成する方法を遺しておきます。ガンガンカスタマイズする前の下準備という段階で、親切にバージョンアップがたくさんあるテーマほどしておかなけれてばいけない設定です。
子テーマの作り方
子テーマ用フォルダを作る
まずは子テーマを収納するフォルダを作ります。テーマやWordPressそのものを導入されたことのある方はお分かりになるでしょうが、FTPクライアントを立ち上げ「wp-content」「themes」と進んで行きます。するとデフォルトでは「twentyeleven」とか「twentythirteen」といったフォルダがあります。これがテーマのフォルダです。ここのところに新しい空のフォルダを新規作成します。フォルダ名は「musuko」でも「kodomo」でもなんでもかまいません。
スタイルシートを作成する
フォルダが作れたらテキストエディタを開き、そこに
/* Theme Name: Child Template: twentyeleven */
と記述します。例で書いてみましたが「Theme Name」にはその子テーマの名前を、「Template」には元となる親テーマの名前を一字一句間違えずに書きます。先ほどの「themes」の中にあるフォルダの名前ですね。そしてさらに
@import url('../twentyeleven/style.css');
を追加して親テーマのCSSをインポートします。親テーマ(ここではtwentyeleven)のスタイルを引き継ぎますよーという意味です。かっこの中は、ドット2つにスラッシュ、親テーマの名前、スラッシュ、style.cssと書きます。これ以降CSSをいじくりたいときは、ここの下に追加していきます。仮にサイトタイトルが、親テーマは黒としていて、子テーマで赤としている状況になっても、子テーマのスタイルが優先されるのでサイトタイトルは赤になります。index.phpやsingle.phpなども新たに作って書き込むと、修正した部分だけが親テーマのスタイルに上書きされて表示されます。
スタイルシートをフォルダに保存する
先ほど作成したスタイルシートを子テーマのフォルダに保存します。うまくアップロードできれば、WordPressのダッシュボード、外観にあるテーマというところに子テーマが表示されます。一度有効化して確かめてください。
基本的にこれで設定は完了なのですが、1つだけ注意しなければいけないことがあります。それは「function.phpだけは上書きされない」ということです。その他のphpは親テーマと子テーマが共存した場合、子テーマを優先して表示してくれますが、function.phpだけは上書きではなく追加という扱いになります。ですので、単純コピーをすると2つのfunction.phpが読み込まれ、エラーが出る可能性があります。従って、function.phpだけは、追加したいものだけを子テーマのfunction.phpに書くということになります。気をつけてください。
子テーマを作る理由
さて、最後になぜ子テーマを作るのかというお話です。いちいちめんどくさいから直接テーマに書き込みたいものなんですが、そうしていると、そのテーマにアップデートがあった場合、自分で書いた内容が上書きで消されてしまいます。一生懸命やってればやってるほどショックは大きいです。子テーマに書いてあれば親テーマが上書きされても影響受けません。
それから、なれないうちにテーマをいじると、どこをどうしたかわからなくなったり、取り返しのつかないミスをしてしまうことがあります。そんなとき無傷の親テーマが残っていれば、とりあえず復元はできます。そのためにも子テーマは作成しておく価値があります。
さて、これで親テーマのアップグレードを気にせずいじれるようになりました。いろいろ調べながらやってくぞー!!
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