ZZZblogをご覧の皆様、はじめまして。
TOTOBLOG管理人のととっち(@totocchissu)と申します。この度、「大人の読書感想文」という企画に参加させていただきました。
毎月一冊同じ本を読んで感想文を寄稿しあうというものですが今回は初挑戦となります。
詳しい企画については【新企画『読書感想サークル(仮)』を始めます!参加者ゆるぼ | イロトリドリ】を御覧ください。
さてさて今回、読書感想文ということで小学生以来です(汗)本を読み始めたのも最近でしてうまく書けるかどうか不安の方が大きいのですが・・
ネタバレなしで書いていきたいと思います。
それでは行ってみましょう!!
今回の本は「偉大なるしゅららぼん」
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恥ずかしながらこの本にしようと決まった時、タイトルすら聞いたことがありませんでした。
普段はミステリーばかりで必ず誰かが殺されるという本しか読まないのでこの本に決まった時は正直最後まで読みきれるか不安でした。
しかも結構な長編!!!他のメンバーに比べても本を読み始めたのも遅く焦りながら読み始めたわけです。
この作家さん、万城目学ですが「鹿男あをによし」や「鴨川ホルモー」など書いてるんですね。
これも後に知ります。難しい話だったらどうしようと思いながらページを読み進めていきました。
舞台は滋賀県、お城が目に浮かぶ
読み進めていくとミステリーと違い頭で登場人物を整理する必要がなくサクサク読めました。
登場人物がそれぞれ個性的なので覚えやすい。
そして滋賀県、琵琶湖が舞台ですが行ったことも見たこともない場所が頭にふわっと浮かぶ感覚は読んでいて気持ちがよかったです。
そしてメイン登場人物がお城に住んでいるという破天荒な設定と、お城の広さや舟や馬が出てくることでさらに情景が浮かびやすくサクサク読み進めることが出来ました。
現実にはありえないシーンがたくさん
メイン登場人物達は不思議な力を持っているわけですが、とても地味な能力です。
能力の持つ物同士が争いごとを起こす・・という設定はありがちですし、ストーリーにはあまりひねりがないように思いました。
物語が進んでいくうちに予想出来るというか、大どんでん返しみたいなのはあまりありません。
ただ、一つ一つの場面はとても丁寧に書かれていると思います。「しゅららぼん」という言葉も物語上は重要になってきます。
が、見方を変えれば「しゅららぼん」って無意味な言葉な気もしてくる不思議な感覚。
言葉一つにも意味を与え、作品にのめり込ませる作者のテクニックが散りばめられています。
本を読み始めた初心者にはいい作品
長編にも関わらずサクサク読めたのは物語に集中できたことにあります。自分もそこにいるような錯覚に陥るので「難しい本は苦手だな」とか「本を読んでみたいけど何を読んでいいかわからない」という人にはオススメ出来る本です。
ただ好みもあると思うんですが様々な試練があるとはいえ良くも悪くも物語の雰囲気は「平和」に進んでいきます。
なのでドキドキ感やワクワクするような感覚が少ないので物足りなく感じました。
まとめ 読みやすく初心者向け
小説を読んだ後に映画も見ましたが、CGも駆使されていて自分が頭に描きながら読んでいた情景とさほど違いがなかったですし
原作とかけ離れすぎている!ということはなかったように思います。
本を読むのが苦手だけどどんな内容か知りたい!という人は映画をオススメします!
琵琶湖やお城に実際訪れてみたくなるような作品でした。長編だけどサクサク読み進められて映像がなくても映画を見終わったような感覚。
これから読書の秋、まずは一冊目にいかがでしょうか。
TOTOBLOG管理人のととっち(@totocchissu)でした!
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