「ビリヤニは寸胴鍋でどかんと炊くほうがおいしい」
そんなことはわかっている。でも、我が家でビリヤニのおいしさに気づいているのは私しかいない。寸胴鍋で炊いてしまったら2週間は毎日ビリヤニになってしまう。え、それもいいな。
あれこれ考えた結果、無印良品の「土鍋おこげ1.5合炊き」でひとり分をおいしく炊く方法を極めればいいのではないかという結論に達した。当たり前すぎてあえていう必要はないが、「1.5合」の読み方は「いってんごんごう」である。
ちっちゃいお釜でひとり分の釜飯を出してくれる店に行ったことがあるし、ビリヤニもそういうふうに提供する店もあるらしい。よしこれでいこう。
無印良品 土鍋おこげ 1.5合炊き
さて、正しく読めただろうか。
これである。
道標は「印度カリー子ちゃん」
参考にするレシピはスパイスカレーを世に広めまくっている印度カリー子ちゃん。全幅の信頼を寄せている。ビリヤニのレシピが載っているのはこれ。
これをもとに、ひとりぶんに合わせてカスタマイズしていく。
ホールスパイスを熱する
今回使うスパイスはこちら。写ってないけどようやくベイリーフもゲットできた。

まずはギーを熱して、そこにホールスパイスをほうりこむ。

バスマティライスを投入
さすがにベイリーフを下敷きにするのはいけない気がしたのでそれだけ取り出してお米を投入。バスマティライスは事前に30分浸水している。

水の量は標準よりきもち減らしている。このあと入れるスパイス漬けにしたチキンに若干汁気があるから。
一晩スパイスに漬けたチキンを乗せる
一晩スパイスに漬けたチキンをどかん。

レシピ本ではホールスパイスをギーで熱したあと、このスパイス漬けチキンを先になべに入れて軽く焼く。そしてその上に米を乗せる。今までもそうやってきたのだが、鍋底にこびりつくのが気になっていた。調べると上に乗せて提供するお店もあるようなのでやってみた。
炊く
蓋をして無印土鍋の説明書の通りの時間炊く。

土鍋もそうだがこの蓋がなかなか重い。重さがあると中にいい具合に圧がかかっておいしく炊けるのだとか。当たり前だが普通に日本米を炊くだけでもうまい。
蓋をあける
ガスを消してしっかり蒸らしたらいよいよご対面。

すばらしい。ちょっと伝わらないかもしれないけどすばらしい。
盛り付ける
ごめん。盛り付けはへたです。タイの屋台メシみたいに皿にどーんと盛られるのが好きで。タイ行ったことないけど。

でもいつもはスパイスを含んだソースが底にこびりついてコゲコゲだったのが、今回は「いい感じのおこげ」ってぐらいだったので後乗せいいかも。
食べる
ちょっとパクチーないのが残念だけれどもビリヤニ大好きだから大丈夫。前回も同じレシピで大きな鍋で作ったんだけど、やっぱトマト感が気になる。ティチェナード風でやってみたんだけど、トマトを使わないハイデラバード風の方がいいかも。ソースも染み込みすぎて、見た目も日本の炊き込みご飯みたいになってるし。
あと、分量半分だからってシナモンスティックを半分に折ったのがよくなかった。砕けて木片があちこちに散らばってしまった。
でもおいしかったし、いい感じにひとり分が作れた。キャンプとかでも作れそう。
次はハイデラバード風にやってみる。