育休男児

1年間育児休暇を取得した男の奮闘記。これからの働き方、DIY、ロードバイクなどの情報も。

働き方

[P]「やってあげる」よりも「できるようにしてあげる」方が生産性は上がる

投稿日:

人には得意分野、不得意分野があります。字が上手い人、顔が広い人、声がよく通る人、魚を見たら一発で名前を言える人、電車を見たら一発で名前を言える人・・・。同じ職場の中でも「Aさんはエクセルマスターだからエクセルで分からないことは、Aさんに聞こう」とか「罫線を引かせたらBさんの右に出るものはいない」といった方がいるでしょう。で、わからないことや困ったことがあると「その道のプロ」に相談するわけです。そんなとき、はいはいっとやってあげるのもいいですが、私はやり方を教えて「できるようにしてあげる」方がいいと思っています。

私も職場では「パソコンマスター」と扱われています。別に得意ではないんですが「若い=パソコン」とマジカルバナナならアウト確実の連想で結びつけられています。最近では連想の幅が「若い=メカ」にまで拡大されつつあり、ラジカセやビデオデッキといった機器類まで、幅広くお呼びがかかります。バブル時代のお父さん的ポジションです。

話がそれました。そんなわけで、私の元には「写真をパソコンに取り込みたいんだけど」「Wordのレイアウトが乱れるんだけど」「モニターの字が小さすぎるから読んでほしんだけど」といった要望が寄せられます。写真なんかちょちょいのちょーいと取り込んでやれば5分もかからないことなんですけど、私は「じゃあ一緒にしましょうか」と相談者をイスに座らせ、マウスを握らせ、横に立って説明します。一度自分でさせてみるんですね。

もちろんこんなこと一回しただけでは覚えられません。繰り返ししてこそ手順が頭に入ります。でもします。それは、こういう手順でできるんだと理解してもらうのと、次また聞きたいときに「もう一回教えてー」と言ってもらうためです。意外と簡単と思ってもらえるかもしれませんし、相手に教えてもらうというスタンスになってもらえるかもしれません。

はっきり言って「あの人に頼んだらやってもらえる」と思ってやってくる奴はうざいです。だから駆逐します。「私はしません。でも教えます」というスタイルを貫きます。そしていつしか、自分でできるようになって巣立っていくのです。もしくは「やってもらえないなら頼まない」と、他を当たってくれるかもしれません。そう。これは自分のためでもあるんです。

当然その人のためにもなります。今まで誰かがいないとできていなかったことが一人でできるようになるわけですし、断れ続ければ、例えば歯を磨くことのように自分でしなきゃならないことと気づいてもらえるかもしれません。

加えて、質問の多い事柄には「マニュアル」を作ることもあります。写真の例なら「写真の取り込み方」というのを作ります。一度レクチャーを受ければ、後はそのマニュアルを見ながら作業を進めることができます。実は私がもう1つ心配していることに「技術・知識の独占化」があります。

例えば、私の職場では、社内ホームページをいじれるのは私だけです。この状態は非常に危険です。もし何らかの理由で私が働けなくなったらだれが運営するんでしょう。もうてんやわんやです。そういうときのために、サブ要員を育てておかなければなりません。

以前、ある業務を担当していた方が何の引き継ぎもなしに突然職場を去りました。若いという理由で私が引き継ぐことになったのですが、もう全くわからないのでそこら中に電話しまくって対応しました。

こういう事が当たり前になってくると、代えがきかない、つまり「休めない」という状態になります。体調が悪く、長期に休みをとりたくても引き継ぐまではこなければなりません。この人にしかできないということを増やせば増やすだけ職場、会社はブラック化していきます。心置きなく休んだり、療養できるように技術・知識は分散しておくことがとても大切です。

みなさんも与えるのはもちろん、他の人ができるのに自分ができないことは積極的に学んでみてはいかがでしょうか。


-働き方

Copyright© 育休男児 , 2017 AllRights Reserved.