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働き方

「俺、こんなにがんばって働いてるのにどうして給料上がらないだろう」と思ったら読む本

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「あなたは自分がもらっている給料の金額に満足していますか?」

「その金額は、あなたが行っている仕事内容に対して妥当な額ですか?」

小暮太一さんの『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』という本を読みました。前から気になっていた本です。けっこうすらっと読めました。要約と感想を共有します。
photo credit: Siesta via photopin (license)

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資本主義社会の仕組みを知る

  • 給料は「必要経費方式」、つまり「明日も同じ仕事をするために必要な経費」。
  • いわゆる「モノの価値」には「使用価値」と「価値」の2つがある。「使用価値」は使ってみて意味がある、役に立つものかどうかという意味。「価値」はそのモノをつくるためにどれくらいの手間がかかったか。そして、商品の値段は「価値」で決まる。

会社で働くということの本当の意味を知る

  • 会社でもらう給料は「明日も同じ仕事をするために必要な経費」なので「仕事をバリバリ早く」しても給料は上がらない。「努力量」や「成果」に関係なく、家庭を持っている人、たくさん子どもがいる人の方が、必要なお金が多いので給料が高い。
  • 労働者が仕事の効率を上げて生産しても、「明日も同じように働くために必要な経費」は変わらないので給料は上がらない。むしろ、長く働いた分だけ会社が利益を得る。
  • だから、企業は長時間労働を強いる。資本主義社会では「ブラック企業化」は当然の流れ。

どういう働き方を選択すべきか

  • ノルマを大きく超えたり、残業したりする給料の上げ方は、今後もそれを続けていかないと元に戻ってしまう。精神的にも苦痛になる。
  • 従って、世間相場よりも自分がストレスを感じない仕事をすれば、仕事に対する満足感は損なわれず、回復するのに「経費」をそんなに必要としない。
  • 「労働力」を投資して将来稼げる「土台」をつくる。

冒頭はマルクスの「資本論」とロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」の共通した問題提起を分かりやすく紹介しています。おそらく初めて見た方は「目から鱗」ではないでしょうか。

後半は、「実はお給料ってこんな風に決まってもらえるんだよ」という仕組みをあばき、じゃあそれを増やすためには?という風に話が進んでいきます。ここでは、誰もが思い描く「残業」や「成果を出す」といった方法は否定されています。

じゃあどうすりゃいいの?というところはかなり抽象的です。巻末にも書かれていますが、あくまで本書はヒントを示すもので「こうしなさい」というマニュアル本ではありません。だから、これからどう働いていくか、頭を使わなければなりません。

「労働者だと一生搾取されるよ。だからみんな起業しよう!」みたいな論ではなく、今の仕事、また仕事選びの段階で「こんな考え方で望めばいいですよ」という内容だったので、これから社会にでる大学生はもちろん、少し「働く」ことに対して疑問を持っている方には、ぜひ一読の価値はある本です。

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

木暮 太一 講談社 2012-04-26
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