育休男児

1年間育児休暇を取得した男の奮闘記。これからの働き方、DIY、ロードバイクなどの情報も。

男の育児 雑記

私たちの思う「保育」と保育園の考える「保育」の温度差がヤバい

投稿日:

妻が産休からの育休で1年半、妻の仕事復帰に合わせて私が育休に入り1年。夫婦共働きに戻るにあたり、ついに息子も保育園に入ることになりました。私たちの住むまちはほどよい田舎ですので、都会でわんさか言われているような待機児童問題とは無縁の世界です。ある程度ならこちらから選べます。逆指名です。

保活でしたっけ?保育園にスムーズに入れるように動き始めるの。ちょうど私が育休中にそれが始まったわけで、候補であるいくつかの園の「入園説明会」に足を運びました。そのときからぼんやりと感じていたのですが、どうやら私たち夫婦が思っている「保育」と、保育園やその他大勢の親たちが思っている「保育」には、ものすごいギャップがあるようです。今回は、その「差」について考えてみました。

スポンサーリンク

「うちの園ではコレに力を入れています!」

保育園に入園するにあたり、まずはどの園に入園させるか決めなくてはいけません。ほとんどの園は「入園説明会」や「体験入園」といったイベントを行なっているので、私も近隣の3園の説明会に参加しました。

どの説明会でも、園の1年の流れ、園の案内、特に力を入れていることが紹介されていました。そして、どの園も「特に力を入れていること」、いわゆる「こだわり」についての説明が一番長かったです。

「私たちの園では、英語教育に力を入れています。外国人の職員が常駐し、週に3回英語の授業をします」

「我が園では、自分で田植えをした稲を収穫し食べる体験活動を大切にしています」

「この時期の子供はとにかく外遊びが大事。えんぴつなど持たさずにとにかく土を触らせます」

周りのお父さんお母さんたちはうんうん頷きながら聞いていましたが、正直私はどうでもよくて仕方ありませんでした。それよりも、どんな食事を与えてくれるのか、お昼寝の様子はどうか、園内は清潔か、充分体を動かせて遊べるか、夏休み期間は預かってもらえるのか、そういったことばかりが気になりました。

「もっと早く保育園に入れるべき」

そんなこんなで月日は経ち、我が子も入園する季節になりました。園の決め手は家からの近さです。英語だの田植えだのはまったく興味ありません。我々夫婦の結論は、いかに送り迎えを楽にできるかでした。

特に何の不満もなく、数ヶ月が経ったころ、事件は起きました。

入園する頃にはわかっていたのですが、妻のお腹には第2子がいました。そして、遠く離れた里に帰って出産することも決まっていました。里に帰るとなると、息子は今の園に通えません。いったん故郷にある保育園に移るためにはどんな手続きが必要か、市役所に相談に行きました。一時的に休園して、また戻ってきたら復帰という流れが理想的だったのですが、それはできないとのこと。一度退園しないといけないそうです。

だんだんとその日が近づいてきたので、担任の先生にもお伝えしました。すると翌日、園長先生に呼び止められました。

「退園するんですって?」

なべこう
はい。せっかくこの園にも慣れてきたところなのに残念ですが。

「いったん里に帰るにしても籍は残しておくべきよ」

なべこう
その案も検討したんですが、そうするとこの園と里帰り先の園の2つの園にお金を払わなくちゃいけません。

「そうしてでも籍は残しておくべきよ」

いやいやいや!どれだけお金かかると思ってんねん!単純に2倍じゃなくて、こっちに籍を残したままだと、ふるさとの園には入園できないから一時保育扱いになって1時間当たりで料金取られるんやで!そんなんパック料金のないマンガ喫茶やで!

「P太郎くんのことを思えばそれがベストよ」

ここから園長先生のラッシュが始まります。

「新しい環境に慣れるのが大変な子供を何度も転園させるのはよくない。というかそもそももっと早く保育園に入れるべきなのよ」

「それに本来りんご組さんは定員が16人。そこにP太郎くんを定員プラス1で入れているのよ」

このとき悟りました。私が思っている「保育」と、保育園が考えている「保育」に大きな違いがあることを。

私たちの思う「保育」と保育園の考える「保育」

私たち夫婦は、保育園を「仕事などで家で面倒見れないから預かってもらう所」と認識しています。ですから、家で面倒見れる限りは通わせる必要がないと思っています。しつけや教育も基本は家でやるという考え方です。事実、片方だけが働いている家庭よりも、共働き世帯の方が優先されますので、私たちの認識はそんなに間違っていないと思っています。

それがどうも保育園の話を聞いていると、「保育園は教育機関だ」という気持ちが強すぎるように感じます。「⚪︎歳から保育園に入れるべき」というのはあなたがたの教育論であって、それを他の家庭に押し付けるのは違うと思います。それを言うなら共働きだろうが専業主婦だろうがおじいちゃんおばあちゃんと同居してようが入りたいというなら入れてあげるべきです。でもそれはできない。それなら言うなよ。

これは私の勝手な想像なのですが、うちの子以外のクラスメートは、0歳や1歳から通っている子たちばかりです。つまり保育園に慣れた子供たち。そこに今まで家で育った、園のルールをまったく知らない子供がきて大変困った、ということなんじゃないでしょうか。

また、「定員にプラス1してとってあげてる発言」は、今年一番の「そんなん知らんがな案件」なのですが、こちらは待機児童になってしまわないように第6希望まで書いています。当然第1希望に落ちれば第2、第3希望になることも覚悟の上で願書を出しました。その結果、「第1希望でオッケーだよー」という通知をいただいたので通わせているだけで、駄々をこねてゴリ押しで入った訳ではありません。定員にプラス1して採ると決めたのはあなたがただ。それをあーだこーだ言わないでもらいたい。

保育園で何もするな、と言いたい訳ではありません。ただ私たちは、きちんと食事ができて、たっぷり睡眠できて、清潔が保たれていて、太陽の下で遊べればそれで充分なのです。そこに英語教育や田植え体験などがあれば「うわそんなのしてくれるの?ラッキー」と思うだけです。英語に力を入れているから、田植えをさせてくれるから、そういった理由で保育園を選ばないということです。ですから、集団で遊ぶことの楽しさを教えてくれた、また、トイレで用を足せたときに褒めまくってくれた先生方には、涙がでるほど感謝しています。

なんだか最近の保育園は至れり尽くせりですね。保育園からそのままダンス、体操、バレエなどの習い事に連れて行ってくれるサービスを知った時はめちゃんこびっくりしましたもん。そうやって差別化しないと選ばれないのでしょうか。

そして、親たちもそういうサービスを過剰に求め始めています。「英語やってないからあの園はダメ」「習い事に連れて行ってくれないから遠いけどあっちの園に通わせる」。なんだかすごく求めるなぁと思っちゃいます。近い将来、生まれたらすぐ預けて、立派な大人になったら帰ってくる、みたいなことにならないだろうか。

つらつらと長い文章になってしまったので、最後に私たちの園の志望動機を書いてしめくくりたいと思います。

第一希望:家から近いから
第二希望:家からやや近いから
第三希望:家からまあまあ近いから
第四希望:職場から近いから
第五希望:職場からやや近いから
第六希望:職場からまあまあ近いから

以上、なべこう(@fukujion)がお送りしました!


-男の育児, 雑記

Copyright© 育休男児 , 2017 AllRights Reserved.