育休男児

1年間育児休暇を取得した男の奮闘記。これからの働き方、DIY、ロードバイクなどの情報も。

[P](本)「外食2.0」君島佐和子著

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色のついた紙が特徴のアイデアインクシリーズ第5弾。作者は、料理雑誌「料理通信」の編集長、君島佐和子さん。外食産業の情報を発信しているだけあって、今の外食の実態から展望までわかりやすくまとめられています。

第1章 レストランがメディアになる

第2章 「おいしさ」は更新される

第3章 外食は「おいしさ」の先を目指す

第4章 日本人が拓く外食の可能性

学習が必要なおいしさ

筆者は、本書の中で「学習の必要なおいしさ」と「学習が必要ないおいしさ」についてふれています。

例を挙げれば前者が「和菓子」で後者が「マクドナルドのハンバーガー」。マックが広く世界中に普及しているのは老若男女、世界中の人が初めて食べた時に、ある一定おいしいと感じるものだからです。しかし、和菓子や蕎麦といった食べ物は好き嫌いというより「おいしいのかどうかよく分からない」という感情が先行するように思います。そして、和菓子や蕎麦をおいしいと感じるようになるには、何回も何種類も食べたり、背景を知ったりする必要がある=学習が必要ということなのです。

私は、普段から何も考えず和菓子も蕎麦も食べますが、この部分を読んで「学習しなければおいしいと感じられないなら、そんな食べ物いらないんじゃない?」という考えが浮かんできました。和菓子や蕎麦が嫌いと言っているんじゃないです。多くの条件が揃わなければ満足できないなら、わざわざ学習してまで食べなくても…」と思うんです。現に万人に受け入れられやすい「学習の必要ない」食べ物が蔓延し「学習の必要な」食べ物がその影に隠れはじめています。

でも、じゃあ蕎麦が絶滅しましたってなるとそれは悲しいです。残ってほしいし、その他の「学習の必要な」食べ物は消え去らずに残っていってほしいと思っています。ただ、学習が必要、必要ないの2つで区切ってしまうなら、わざわざ学習してまで食べるための理由が言葉にならないんです。このあたり、うまく誰かに表現してもらいたいな。

 

「おいしい」という言葉

私たちは、食べ物に対して満足感を感じると「おいしい」という言葉を使います。けれどもそれは、筆者に言わせると

ひとつには、「おいしいか、まずいか」は個人の嗜好と経験値、知識、体調や環境に左右されるので、絶対的なものさしにはなり得ないと思うからです。

これには私も同意見です。高級料理店の極上肉がおいしいと感じるときもあれば、卵かけ御飯をおいしいと感じるときもあります。「おいしい」という言葉は本当に曖昧で、「おいしいお店」といのは「食べに行っても大丈夫なお店」という「行くか行かないなら、行く」程度のものなのかなと感じました。

むしろ私が気になるのは「まずい」の方です。「あのラーメン屋どうだった?」「あーあそこまずいよ」という会話。よくある会話だと思うのですが、私はこれに違和感を覚えます。というのも、私の中で「まずい」というのは「人間の食べ物じゃない」とか「(味的な意味で)無理しないと完食できない」レベルのものを指すんです。だから、おいしくなくても普通にぺろりと平らげてきたなら「まずい」はないだろうと思うんです。せいぜい「口に合わなかった」とか「好みじゃなかった」とか。んー感覚ずれているのかな。みなさんの中で「まずい」はどういう意味合いですか?

 

まとめ

料理を見てきたプロだけあって、最近起こったバルブームから高級レストラン、また新しいジャンルのお店などをさくっと理解するにはもってこいの本です。私はこのアイデアインクシリーズをコレクション的に買っているので、必ずしも毎回興味があるテーマではないんですが、これは楽しめました。集めるのも楽しいので一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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