育休男児

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[P](レビュー)「非道に生きる」園子温

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この本を手にとった動機は、著者の園子温さんの作品が好きだからとか、映画ファンとしてとかそういったものではありません。単にアイデアインクシリーズを集めていて、その中の「外食2.0」を注文するときに併せて頼んだだけです。ですので、著者の名前はもちろん、その読み方、作品に至るまでまったく知らない状態で読み始めました(「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」の名前くらいは知っていました)。

映画に関しても、おもしろそうだなと思ったものは見にいくし、見に行ったところで「あの監督はやっぱりあれだな」とか「あの手法、撮り方冴えてるよね」みたいなことは一切言いませんし知りません。観点は「楽しめたかどうか」だけです。その上で、今作「非道に生きる」で感じたことを書いていきます。

本当に「やった」と言えるのか

言葉を選ばず正直に言いますと、私はアーティストと呼ばれる人たちが持っている独特の「私って変なんですオーラ」がきらいです。意識しているのかしていないのかわかりませんが、そういう話を聞くとあっそという気持ちになります。それはもしかしたら私自身があまりに平凡な人生を送ってきたからかもしれませんが、それはまた別の機会にして、この作品も冒頭から「変」の話から始まります。ただ、自分では起こし得ないハプニングもあり、楽しく読めました。

序盤の筆者のストーリーで一番感じたことは、「これだ」と思った分野にはやれるだけやる、ということです。まさに「誰にでもできることを誰もやらないくらいする」です。もしかしたら私たちは、今の仕事でも何でも、まだできるのに、まだやり切っていないのに「もうできない」と見限っているのではないでしょうか。そもそも「これだ」と思える分野も頭を使って考えてすらいないかもしれません。

Twitterのタイムライン上では、「この本を読んで、仕事をやめかけていたけどやる気が湧いた」的なコメントがたくさん流れていました。それは、著者の生き方、考え方、映画に対する姿勢に励まされたのでしょう。読んでその意味がよくわかりました。一方で、こういう類の本はきらいだ、という人もかなりいると思います。もしくは特に何も感じずに終わるとか。万人うけする話ではないので当然でしょうが、頭の固い人間にならないためにもこういう風に生きている人もいるんだと、感じてみるのもいいのではないでしょうか。

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